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研究成果:論文

【論文】Neuroimage誌に 社会性の親子間伝達の基盤となる脳内代謝に関する論文が掲載されました。

2020年5月24日 00時00分 思春期

向社会性という主体価値と関連する態度の脳基盤と、親から子への伝達可能性を解明した研究です。
向社会性は自発的な利他的態度を指し、社会的動物であるヒトにとって重要な主体価値です。ヒトのパーソナリティが親子間で伝達することは報告されていましたが、その脳基盤はわかっていませんでした。前部帯状回という社会性に関連する部位における、抑制-興奮バランスの親子間類似性により、向社会性の親子伝達が説明される可能性が示されました。またこうした機序と独立して、子に対する親の愛情表現が大きいと子の向社会性が高いことも分かりました。この研究はIntergenerational population neuroscienceとしての初めての報告であり、主体価値の発達に対する親からの影響に関して、その理解を深めることに貢献するものと考えられます。

<論文タイトル>Neurometabolic underpinning of the intergenerational transmission of prosociality.
<著者>Okada N, Yahata N, Koshiyama D, Morita K, Sawada K, Kanata S, Fujikawa S, Sugimoto N, Toriyama R, Masaoka M, Koike S, Araki T, Kano Y, Endo K, Yamasaki S, Ando S, Nishida A, Hiraiwa-Hasegawa M, Richard A E Edden, Sawa A, Kasai K

<掲載学術誌>Neuroimage (2020年5月24日 オンライン掲載)
<DOI>10.1016/j.neuroimage.2020.116965

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