research_学校居心地

「学校の居心地向上検証プロジェクト」の実施に関して、ハーバード大学ヴィクラム・パテル教授とともに小池知事と面会しました。

2025年7月2日 00時00分

西田淳志・社会健康医学研究センター長「学校の居心地向上検証プロジェクト」の実施に関して小池知事と面会

東京都医学総合研究所は、東京都と連携し、「学校の居心地向上検証プロジェクト」を推進しています。

このプロジェクトでは、西田淳志・社会健康医学研究センター長を中心としたチームが東京都と協力し、ハーバード大学の実証研究において確認された科学的なエビデンス等を参考に、いじめや不登校等の子供が直面する様々な課題を「未然に防ぐ」ための取組を実施しています。

西田淳志センター長は、6月30日、ハーバード大学ヴィクラム・パテル教授とともに、取組の現場である東京都立小台橋高等学校にて教職員との意見交換を行いました。また、7月2日、ヴィクラム・パテル教授とともに、小池知事と面会し、同プロジェクト等について意見交換を行いました。

小池都知事とphoto
左から西田センター長、ヴィクラム・パテル教授、小池知事
学校の居心地向上プロジェクト IGOCOCHI

日テレNEWSに都立小台橋高校の生徒たちとの意見交換会が掲載されました

2025年7月1日 00時00分

ハーバード大教授と都立高校生が意見交換「学校を居心地の良い場所に」

配信

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東京都は、子育て・教育政策として、学校を居心地の良い環境に改善し、子どものいじめや不登校を未然に防ぐ仕組みづくりを進めていています。 過去に不登校などを経験した生徒が、目標を見つけて挑戦するための「チャレンジスクール」に指定されている都立小台橋高校では、去年11月から生徒たちが、学校の居心地向上のためには何が必要か話し合いを重ねてきました。
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ハーバード大学の研究によると、居心地の良い学校環境では、生徒のメンタルヘルスの問題が生じにくく、抑うつやいじめの件数が少ないことが報告されているということで、パテル教授は、学校での取り組みを通して校内でコミュニティーを築き、生徒同士が尊敬し合う関係性をつくることが、いじめや不登校を未然に防ぐために非常に大事だと述べました。 また、都の取り組みに事業協力する東京都医学総合研究所社会健康医学研究センターの西田淳志センター長は「いじめなどを経験した生徒たちが、自らの経験をふまえて学校をどう良くしていくか考えることはすごいことだ」と話し、生徒同士、そして生徒と教員の信頼関係の構築がいじめや不登校などの問題の発生抑制につながる可能性があるとしています。 都は、同様のプロジェクトを都内9か所の都立高校や中学校で実施していて、今後、取り組みの効果を科学的に検証していくとしています。