【論文】JMIR Serious Games誌に 思春期のオンラインゲーム依存とゲームへの課金の関係:一般人口コホートデータによる横断的観察研究に関する論文が掲載されました.

2021年2月9日 00時00分

オンラインゲームの課金は、とくに思春期の子どもにとって、成人期のギャンブル依存につながるリスクが懸念されています。しかし一般人口における課金の実態はこれまで明らかではありませんでした。 東京ティーンコホート調査の14歳時調査において、子どものオンラインゲームへの依存とゲーム課金の関係を検証しました。1615人の子どものうちゲームで課金をしていたのは57人(3.5%)で、課金をしている人はしていない人と比べて、よりオンラインゲームへの依存行動が見られる割合が有意に高くなりました。ゲーム課金を予防するために、ゲーム依存への対策を行うことの重要性が示唆されました。
本研究成果は、2021年2月9日(火曜日)に、「JMIR Serious Games」オンライン版に掲載されました。

<論文タイトル>Adolescent Problem Gaming and Loot Box Purchasing in Video Games: Cross-sectional Observational Study Using Population-Based Cohort Data
<掲載学術誌>JMIR Serious Games
<DOI>10.2196/23886

論文 思春期