【論文】Journal of Adolescent Health誌に 思春期の子どもの相談意欲と抑うつ症状との縦断的関係の論文が掲載されました。

2023年10月12日 00時00分

心の健康ユニットの山口智史研究員と宮下光弘副参事研究員らは大規模思春期コホートである東京ティーンコホートのデータを解析し、思春期の子どもでは「心が不調になると相談したい気持ちが弱くなること」を発見しました。この結果は、周囲の大人が普段から子どもと積極的にコミュニケーションをとることで、大人が「自然と」子どもの不調に気づき、子どもも「自然と」大人に相談したくなるような信頼関係を築いておくことの大切さを示しています。

この研究成果は、2023年9月4日(月曜日)(米国東部標準時)に国際学術誌『Journal of Adolescent Health』(電子版)に掲載されました。
<論文タイトル>Longitudinal relationships between help-seeking intentions and depressive symptoms in adolescents.
<掲載学術誌>Journal of Adolescent Health
<DOI>10.1016/j.jadohealth.2023.06.033
<プレスリリース>https://www.igakuken.or.jp/topics/2023/0904.html

なお、本論文に関する記事は、以下のウェブサイトでも掲載されています。
日テレNEWS24 (2023年9月20日)
https://news.ntv.co.jp/category/society/8a6a075aa01342aba2ac789ef59591d6
教育新聞(2023年9月20日) ※要ログイン・会員登録
https://www.kyobun.co.jp/article/2023092802

論文 思春期